12世本因坊丈和囲碁まつりin沼津
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本因坊丈和
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囲碁サロン丈和碁楽館
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囲碁・本因坊丈和の石碑建立へ 生誕230年、募金集め沼津に

お知らせ 本因坊丈和

12世本因坊丈和の魅力を語る菅沼毅支部長=8日、沼津市内

 沼津市西浦木負出身で江戸後期に活躍し、日本一の碁打ちとして知られている12世本因坊丈和(じょうわ、1787~1847年)の生誕230年を記念し、日本棋院沼津支部(菅沼毅支部長)が、生家付近に出生の地の石碑建立を目指している。全国から募金を集め年内に完成させる予定。菅沼支部長は「丈和の功績をたたえ、囲碁文化の伝承と普及を図りたい」と言葉に力を込める。
丈和の本名は葛野松之助。17歳で初段となり、41歳で江戸時代の四大碁家の一つである本因坊の12世を襲名した。さらに4年後には、江戸幕府の職制の一つで、碁家を統括する「碁所」のトップ、名人碁所に就いた。弟子の育成に力を入れ、伊豆市小下田出身で「近代碁の祖」とされる14世本因坊秀和(しゅうわ)ら名棋士を育てた。
丈和の出生地については、本人が詳細を語らなかったため、江戸や信州など諸説あったが、のちの研究で沼津市と判明した。日本棋院は2011年、丈和の出生地を同市西浦木負と承認し、囲碁殿堂資料館の展示でも紹介している。
 菅沼支部長が記念碑の建立を思い立ったのは7年ほど前。丈和の子孫で葛野家14代目の正昭さん(70)=同市西浦木負=に相談し、生誕230年に合わせて4月から募金を始めた。
計画している石碑は高さ約2メートル、横約50センチ。葛野家が所有する海岸沿いの土地の一角に設置する予定。「偉大な先祖がいるのは誇らしい」と正昭さん。菅沼支部長は「丈和の存在を広く知ってもらうと同時に、沼津の文化振興にもつなげたい」と話した。

9月30日まで受け付け
日本棋院沼津支部は9月30日まで、12世本因坊丈和の生誕230年に合わせた記念石碑建立の募金を行っている。1口3千円。目標金額は200万円。郵便振替か現金書留、持参のいずれかの方法で受け付ける。問い合わせは同支部<電055(941)8615>へ。

<メモ>本因坊 江戸時代の井上、安井、林と並ぶ囲碁の家元の一つ。1938年に21世本因坊秀哉が日本棋院に名跡を譲り、家元制度を終えた。日本棋院が41年に本因坊戦を始めて以降、タイトル獲得者が本因坊の名跡を継承している。現在は、2016年に全七冠を達成した井山裕太6冠が26世本因坊文裕(もんゆう)を名乗っている。

静岡新聞 平成29年8月16日

http://www.at-s.com/sp/news/article/topics/shizuoka/391902.html#

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